夏に訪れる土用の丑の日。
土用と言えば、ウナギの日!
先週の7/21は土用の丑の日でしたよね。
この日、うなぎを食べましたか?
まだの方は朗報?です笑
今年の土用の丑の日は何と2回あります!
次は8/2(日)なのです。
「土用の丑の日」というのは、年によっては2回ある場合があるのです。
今年は、7月21日(火)と8月2日(日)が「土用の丑の日」に当たり、7月21日を「一の丑」、8月2日を「二の丑」と呼びます。
そもそも「土用」とは、暦の上で「立春・立夏・立秋・立冬」のそれぞれ直前の18日間の「期間」ことを指します。
昔の暦では日にちを十二支で数えていました。
「土用の丑の日」とは、土用の期間におとずれる丑の日の事を指しています。
実は、土用は春夏秋冬と年に4回ありますが、一般的には夏のイメージが強く、夏の土用(立秋の直前)を「土用の丑の日」と呼んでいます。
土用は毎年違うので、土用の丑の日も毎年変わります。
夏のイメージが強い「土用の丑の日」ですが、立夏・立秋・立冬・立春それぞれに土用があるり、いずれにしても「季節の変わり目」となっています。
ちなみに今年(2020年)の土用の丑の日は下記の通りです。
1/23、4/16、4/28、7/21、8/2、10/25、11/6
土用の丑の日はなぜうなぎ?
夏の風習として、土用の丑の日にうなぎを食べる習慣がありますが、実はコレ、江戸時代に始まったものなんです。
ウナギを食べる習慣が一般にも広まったのは1700年代後半、江戸時代でした。
一説には鰻屋から相談を受けた蘭学者の平賀源内が考案したとのこと。
土用の丑の日が2回ある年でも、従来は1回目の「一の丑」のみが「土用の丑の日」とされていましたが、最近は「土用の丑の日が二回にした方が売上げが上がる」という理由から、「二の丑」の日がある年は、その日も「土用の丑の日」として取り扱われるようになったようです。
土用の丑の日にウナギを食べる理由
土用の丑の日にウナギを食べるのは、昔から体調を崩しやすい夏にウナギを食べて、栄養をたっぷり摂ろうという考え方がありました。土用の丑の日は季節の変わり目にあたる為、体調を崩しやすく、理にかなってるのです。
事実、ウナギにはビタミンAやビタミンB群、そして、近年発見されたイミダゾールジペプチドが含まれており、体の疲労回復だけでなく、脳の疲労回復にも一役かってくれます。
さらに、食欲増進にも効果的な成分が多く含まれているので、夏バテ防止にはピッタリの食材なんです。
ひとこと
すっかり夏の風習となっている「土用の丑の日」。
うなぎは体の疲労回復だけではなく、脳の疲労回復にもお役立ち。
スーパーやデパートのほか、新型コロナウィルスの影響で、テイクアウトに力を入れる鰻屋さんも増えました。
「一の丑」の日にうなぎを食べ損ねた方は、ぜひこの機会に「二の丑」の日にうなぎを食べて、ストレスやイライラで疲労している自分にご褒美を上げてくださいね。
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監修:真野稔子(まのとしこ)
【管理栄養士】 モデルから食のアドバイザーへ転身。
食は健康の基本であり、そして美の基本であるという考えから、シンプルでナチュラルな食生活を提案。
モデル事務所、エステサロン、病院、企業、行政機関にて栄養指導を行う。モデルの経験を生かし、キレイに痩せる食事指導においては定評を得ている。
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