カニとサカナの場 Casava（カサバ）　【天満 / 立飲み】

2018年8月に、天満の中心地にオープンした『カニとサカナの場 Casava(カサバ)』。この店は、天満の人気魚介料理店『香住北よし』の新展開だ。

そこで、まずは「香住北よし」から紹介していこう。この店は、明治12年創業、兵庫県香住随一の老舗加工屋「北由(きたよし)商店」が「本場の味を大阪の方にも堪能してほしい」いう思いからオープン。香住港で社長自ら競り落とした魚・カニ等を自社で加工して料理として提供している。

現在は本店の『天満店（2019年9月移転してリニューアルOPEN）』『お初天神店』の2店舗あり、2019年10月には元天満店があった場所に『蟹ラーメン専門店香住北よし』がOPENしている勢いのあるお店でもある。

この店が、新たなスタイルの姉妹店をオープンさせたのが『Casava』だ。一見、魚屋さん？と思しき外観。よく見ると中で飲食できることが分かる。酒屋で飲む「角打ち」はよく知られているが「魚屋で一杯！」というのは聞いたことがない。

いったいどんな料理を、どうやって食べられるのか。どんなお酒が飲めるのか。ブロガーのなおちぇん、kaai、kawachi、ma_masanが紹介する。

( 関西グルメブロガーズ編集長宮本昭仁 )

外観は「魚屋さん」！？

なおちぇん
「場所は、天神橋5の交差点から東へまっすぐ、商店街を抜けた当たり、いわゆる裏天満」

kaai
「かに道楽よりもっとリアルな（笑）カニ看板が目立ってるね〜。こちらでは、カニや魚たちを販売しつつ、店内で立ち飲みができちゃうという面白いスタイル！酒屋の立ち飲み＝角打ちの魚屋さんバージョンってとこかしら！？」

ma_masan
「お魚屋さんで、そのまま注文して、お料理してくれて飲めるなんて最高やん！
魚市場風な居酒屋さんはあるけどここは、正真正銘の香住の魚介加工屋さん直営店だから最強ですねー！ショーケースには、干物やバルメニューの惣菜、その先には、新鮮な魚介も♬ 」

香住伝統の味を気軽な立飲みで

kawachi
「香住最古の老舗と云われる『北由商店』が直送する、自家製の干物やへしこなどの香住伝統の味覚、それに地元で獲れた新鮮なカニや旬の魚を大阪の天満で、しかも立ち飲みで気軽に楽しむことが出来るんだそうです」

kawachi
「冷蔵ケースにはボイルされた紅ズワイガニやら、まだ調理前の生のイカや魚やサザエ、それに北由商店で作っている海産加工品なんかが並べられています。これらの魚介類を店内調理で食べることも出来ますし、フツーに買って帰ることも出来るんです。しかもイートインでもテイクアウトでも、料金は同じって言うんですからビックリ… 」

なおちぇん
「入って左手のショーケースから食べたいのを選んで調理してもらいます。カウンターで注文してキャッシュオンなので、おとなしく席で待ってましょう」

まずは惣菜で小手調べ

なおちぇん
「いやいやいや、おかしいよね？3種って・・・。1皿130円いかない計算やんΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！」

kawachi
「まったり濃厚でクリーミーなチーズに、へしこの塩っけが何とも言えない良いアクセントになってます」

ma_masan
「へしこクリームチーズは、前回も美味しかったのでリピート。ワインかなぁって思うけどへしこが入ってるから香住鶴に合うのですね〜♬これには、にごり酒もハマるのです」

kaai
「へしこがちょっと入るだけでグッと旨味が増して、酒に超合う一品に！ツナ入りが子供向けならコレは俄然、大人向けなポテサラ」

香住のお魚のオンパレード

kawachi
「但馬地方ではエテガレイですけど、本当の名前はソウハチガレイって言うんですよ。鮮度が落ちるのが早く、脂に独特のクセがあるので、干物にされることが多いんですけど、その脂が干物になると活きてくるんです」

kaai
「外こんがり中ふっくら〜コレも酒が進む！」

kawachi
「はたはたも一夜干しにすると、身がギュッと締まって、味も濃厚になって美味しいんですよね♪ 身離れも良くて食べやすい魚です」

ma_masan
「ホウボウは、大きめのサイズで、目ヂカラしっかり、新鮮そのもので、プリップリ！ホウボウは、イタリアンなんかで加熱した物を時々いただきますが、刺身は珍しいですね」

kaai
「 “ コレください！ ”で、すぐさま奥のキッチンで捌いてくださる鮮度品。まずはお刺身で。こりっぷり〜！そりゃそうだ！」

そして大御所の“香住ガニ”が登場！

kawachi
「いわゆる紅ズワイガニってヤツで、関西では香住港だけが水揚げしてるので、“香住ガニ”というブランドでもあるんですよね。その香住ガニが、そこそこの大きさで一杯2,000円て…本当にちゃんと儲け出てるんですかね… 」

ma_masan
「やっぱ、北よしさんのカニは、新鮮。身の剥がれがいいからスーッと取れてイライラしないし、会話が止まらない笑笑。周りのお客さんもすんごくキレイに食べておられて気持ちいいです♬このレベルのカニが2,000円で食べれるのは、かなりお値打ちですね」

kaai
「なんせ甘い！カニの味濃い！味噌も芳醇〜！立ち飲みでカニなんてもったいない気もするけど（笑）ある意味、ゼータク！？」

なおちぇん
「めちゃめちゃ内子がぎっしりの背子蟹！この内子・・・大好きなんですよ！もっと大きないい蟹も入ってたんですが、真っすぐこれを注文しました。内子もたっぷりだけど外子もたっぷり！嬉しすぎるヾ(≧∇≦*)〃」

身がタップリの鯛めしおにぎり

kaai
「手作り感満載のおにぎり。鯛の身がたっぷり入っててめっちゃやさしい味わい〜シメに必ず食べたい一品。ごちそうさまでしたー！」

なおちぇん
「鯛めしって下手なとこだと臭みが出ちゃっておいしくない。けど、このおにぎりは旨味が前に出てて身が多すぎず少なすぎずなので、ご飯も鯛も楽しめる。ほろりと口の中でほどけてうまぁぁぁい。」

天満の新たな人気店となるか？

kawachi
「最近、立ち飲み屋の料理のレベル向上には、ホント目を見張るものがありますけど、コチラは更に産地直送の新鮮な食材や、歴史ある北由商店が作る干物なんかも食べられて、しかもお値段がべらぼうに安い！！」

kaai
「香住のカニ然り、鮮魚、干物然り。目利きされた厳選品を格安で気軽に手軽に立ち食いできるってオモシロイ。ちょっと旅先のＳＡとかの感じにも似てるかな？！気に入ったものがあれば買って帰れるし、一匹丸ごとの魚とかは無料で捌いてももらえちゃうそう。ありがたい。お昼前からのオープンで、もちろんその時間から飲めるのもありがたい。天満の新しいスポットになりそうですね！」

ma_masan
「魚介の品種も豊富だし、刺身、焼物、揚げ物、お寿司など料理方法も選べて魚好きにはたまらん立ち飲みスタンド。オマケにテイクアウトもできるし、また絶対リピさせていただきます！」