ここ2~3年、関西ではフードホールが乱立している。
先日アップした「心斎橋フードホール」の記事でも書いたが、 昨年から阪神百貨店の「スナックパーク」、阪急三番街「ウメダフードホール」、神戸マルイの「マルイマルシェ」、天王寺駅の「ミオえきッチン」、大阪駅の「ルクアフードホール」、エビスタ西宮「STREET KITCHEN」、今年に入ってからも難波の「FOOD HALL BLAST!」、大阪新阪急ホテル「フードホール」、阿倍野HOOPの「HOOP Dining Court」 と・・・まさに息つく暇もなくオープンしているのだ。
まずこのフードホールというのは、いわゆるフードコートの進化版。
一般的にフードコートが商業施設で買い物をした時のご飯休憩場所としての役割であるのに対して、フードホールは、それ自体を目当てにお客さんが集まるほどクオリティの高い店舗を集めている。
その魅力は、人気の店、話題の店の味が一度に楽しめること。複数で利用してシェアすればさまざまなジャンルの料理が味わえ、たとえそれが高級店の料理であっても食堂感覚の気軽なスタイルで楽しめるのだ。
ちなみに「フードホールって、その店自体で食べる訳じゃないんやし8%の軽減税率ちゃうん?」と思っていたが、やはりフードホール内で食べるんなら10%なんすね。※テイクアウトはだいたい8%
さて今回、KGBのブロガー27名にこの「フードホール」のランキングを依頼。その結果を点数化して総合ランキングを作成した。
読売テレビ「朝生ワイド す・またん/ZIP!」でも取り上げられたこのランキングで、最高の“フードホールタイム”を過ごそう!
心斎橋フードホール 【心斎橋】
高級志向の店舗ラインナップで満足度大!
今年9月20日に大丸心斎橋店の建て替えが完了、その地下2階に登場したのがこのフードホール。オープン前からかなり高い期待を集めていたこのフードホールは、全13店舗、350席という規模で、入っている店舗も注目度の高い店ばかり。「トリュフ」や「フカヒレ」の専門店もあり、全体的には高級路線といえるだろう。それでも、いろいろ食べて3000円ぐらいで十分お腹も満たされる。
11時ごろにはマダムたちが続々と大集合。子連れのお母さんたちも、どこか余裕の表情。デートに使っても男の株が上がること間違いなしだ。
「心斎橋フードホール」で行くべき店はコレ!
「 アルティザン ドゥ ラ トリュフ パリ(ARTISAN DE LA TRUFFE PARIS) 」
本店はパリの観光名所「ベー・アッシュ・ヴェー(BHV)」にあり、 可能な限りオーガニックにこだわった仏産の高品質トリュフを使った料理が楽しめる。
日本では東京・赤坂が第一号店。今回が2店目。 おすすめは、「 フレッシュトリュフのチーズリゾット」1,400円。濃厚なチーズとトリュフの香りが相まって、これひと皿でもう数週間分の満足感が得られてしまう。
店名 | 心斎橋フードホール |
住所 | 大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 大丸心斎橋店南館B2 |
TEL | 06-6271-1231 |
営業時間 | 10:00~23:00 |
休日 | 元旦・不定休 |
UMEDA FOOD HALL 【阪急三番街】
食べ歩きもできちゃう巨大フードホール
阪急三番街北館地下2階にある、全1000席という巨大フードホール。
全18店舗あり、うち11店舗が全国or関西初出店。利用目的に合わせて、「昼から夜まで飲むならココ!」「ひとりでも気軽な麺・丼ランチ」「スタミナめしならおまかせ」「女子好みの最新グルメが勢揃い」という主に4つのエリアに分かれているのも特徴。 「テイクアウト・スイーツ」を合わせたら5つ。 どんなシーンでも使える便利さがありがたい。
このフードホールだけでも十分“食べ歩き”や“はしご酒”ができてしまうのが楽しい。
「 UMEDA FOOD HALL 」で行くべき店はコレ!
ragout(ラグー)
煮込みフレンチ専門店。でっかい塊肉で出てくる「牛ほほ肉のワイン煮込み」「自家製煮込みハンバーグ」など見た目にもそそる料理をそろえている。また8種の前菜が味わえる「前菜盛合せ」が780円という値段なので、これと540円からあるワインでちょい飲みしてもいい。ちなみに、グランフロントにある「宮崎料理 万作」などを出している株式会社The DININGの系列。この会社は和洋どちらも質の高い店舗を出している。
店名 | UMEDA HOOD FALL |
住所 | 大阪市北区芝田1-1-3 阪急三番街北館B2 |
TEL | 06-6371-3303 |
営業時間 | 10:00~23:00( LOフード22:30、ドリンク22:45 ) |
休日 | 不定休 |
FOOD HALL BLAST!OSAKA (フードホールブラストオオサカ) 【難波】
今年2月、東京・渋谷の店舗と同時オープンした、アメリカンスタイルが特徴のフードホール。全6店舗のうち3店舗がアメリカ発の店舗で、店内もドアメリカーンな雰囲気が楽しめる。難波のど真ん中にあり、外国人旅行客も多く訪れている。
当然メニューもアメリカーンな感じで、特にBLAST BBQのボリュームには驚かされる。
基本的には各店舗ともキャッシュオンシステムだが、地下のフロアではiPadでオーダーできる。多国語対応なので外国人観光客にもありがたいシステムだ。
「 FOOD HALL BLAST!OSAKA 」で行くべき店はコレ!
BLAST BBQ
溶岩石と備長炭で、豪快に肉を焼き上げる肉バル。目玉の「 BLAST BBQ COMBO 」は、ハラミ200g、ソーセージ1本、バックリブ2ピースなどがおもちゃ箱のようにゴチャッと積まれたマッチョなメニューだ。 原始人に戻った気分でガシガシとかぶりつけば「肉くったぜ!」な気分になるはず。
店名 | FOOD HALL BLAST! OSAKA (フードホールブラストオオサカ) |
住所 | 大阪市中央区難波2-1-2 太陽生命難波ビル |
TEL | 06-6575-7695 |
営業時間 | 11:00~23:00(LOフード22:00 、ドリンク22:30) |
休日 | 不定休 |
第4位 LUCUA FOOD HALL 【大阪駅】
マルシェとレストランが融合した食天国
JR大阪駅の「LUCUA osaka」の地下2階の食ゾーンが、NYスタイルのフードホールに変身 。核となる阪急オアシスのスーパーマーケット「キッチン&マーケット」を中心に、惣菜とスイーツの店、テイクアウトもできる6店舗のレストラン、4つのカフェで構成されている。
いわば マルシェとレストランが融合した、本場アメリカのフードホールに最も近いスタイルだ。 簡単に言えば、デパ地下とフードコートを合わせたようなエリアだ。好きな肉や野菜を買ってBBQが楽しめるエリアもあり、さまざまに楽しむことができる。
店名 | LUCUA FOOD HALL |
住所 | 大阪市北区梅田3-1-3 LUCUA osaka B2F |
TEL | 06-6151-1111(大代表) |
営業時間 | 10:00〜23:00 |
休日 | ルクア大阪に準ずる |
第5位 STREET KITCHEN 【阪神西宮】
イケてる空間ナンバーワン!
昨年10月に阪神西宮に登場したフードホール。昔のエビスタ西宮といえば、スタバぐらいしか覚えがないぐらい食のエリアとしてはイケてなかったが、それが大変身した。全面ガラス張り、ロフトのように天井が高く開放的な空間、木目を基調とした温かみのある内装。デザイン性でいえば関西トップクラスのフードホールとなった。
注目は、人気カフェダイニング「GOOD SPOON」を展開する株式会社カームデザインが展開する肉料理の店「PICK UP!! MEAT」。10種類以上のこだわり肉料理をお店はもちろん、テイクアウトでも楽しめる。ちなみにカームデザインは、このフードホール全体のデザインも手掛けている。
なお、11月9日には、 最先端のAIテクノロジーを用いた最新業態のカフェ 「カフェロボット」が登場するとのこと。
店名 | STREET KITCHEN |
住所 | 兵庫県西宮市田中町1−6 エビスタ西宮内 |
TEL | 0798-36-4561 |
営業時間 | 11:00〜23:00 ※店舗により異なる |
休日 | 月曜、第1火曜、第3火曜 |