今回、ブロガーのなおちぇんさんとマッハさんにご紹介いただくのは、京都御所の北西に拠点を構える「西陣麦酒計画」。お店の名前に「計画」とついているのは、まさに、このお店が「プロジェクト」の一環であるから。詳細については、本文に譲らせていただくとして、クラフト・ビール・ラヴァーの方も、まだ未体験の方も、ご一読いただけますと幸いです。
西陣とは、応仁の乱の際・・・、
マッハさん
「 京都市営地下鉄今出川駅から徒歩10分!西陣産業会館の中にあるブリュワリー」
なおちぇんさん
「こちらは金曜日の15時から20時だけしかオープンしてない極レアなお店。ここではビールの醸造が行われてて、それをネット販売したり、京都のお店に卸したりしてます」
運営母体は、NPO法人HEROESさん。
マッハさん
「西陣麦酒さんの母体はNPO法人HEROESという福祉施設で、自閉症の方をはじめとした障がいのある方への支援を行う法人」
「全国的にも珍しいクラフトビールを作られている福祉施設さんなのです!」
「そもそも自閉症の方は心理発達の面で一般の方よりも著しくメリハリがあります。(映画レインマンとか見たらざくっとしたイメージは掴んでもらえるかも)」
なおちぇんさん
「自閉症の方は細かく丁寧な作業が得意で、ビール造りの工程にはとても合うんです」
マッハさん
「 麦酒の醸造過程には、
・均等な麦芽の粉砕
・細かい温度と時間の管理
・ジョッキに注ぐ際の泡の割合
・飲食に欠かせない細やかな清掃業務
などなど彼らの能力を発揮できる仕事がたくさんあるのです!! 」
まずは、1杯。
なおちぇんさん
「フルーティーで苦味をあまり感じない軽めのビールです。ん~~~~~(≧ω≦)」
「ごくごくごくぷはーーーーーーーーーーー!たまんない~ヾ(≧∇≦*)〃」
さて、肴は。
なおちぇんさん
「6人なので2皿注文したらいろいろカスタマイズして乗せてくれました。そんなサービスも嬉しい♪チヂミやクリームチーズ、ナッツやたまごと簡単なアテですが、ビールがおいしいのでこれくらいがちょうどいい」
瓶ビールも買えます。
マッハさん
「こちらの「IPA柚子無碍(ゆうずうむげ)」は店頭販売以外にも京都三条界隈の数件のお店で飲むこともできます!」
「瓶入りのビールは一本540円、三本1620円(箱付きならプラス80円)」
なおちぇんさん
「柚子とあるのでさっぱりフルーティーかと思ったら結構苦め。でも、その苦めベースに柚子の香りがしゅっと入ってくるので、苦みが口に長居しない。
さわやか~な旨味と香味が残ります。ん~~~~~(≧ω≦)これもおいしいな~~~~~!!」
西陣から始まる新しい流れ・・・!!
マッハさん
「福祉業界は市場に通用する商品開発を行い、それを消費者は色眼鏡なしに評価して受け入れる。こういったモデルが増えていくと誰もが住みやすい、より良い世界になるのではないでしょうか」
なおちぇんさん
「障害を持った方々も仕事ができて、醸造所の方も助かって、あたしたちも美味しいビールがいただけるってことですね~。
素晴らしい!ヾ(≧∇≦*)〃
みんなが笑顔になれるお店です」
[西陣麦酒計画さんのサイトはこちらです。]
<店舗DATA>
店 名 :西陣麦酒計画
住 所 :京都府京都市上京区竪門前町414
西陣産業会館 115
電話番号:075-366-3627
営業時間:15:00~20:00
営業日 :基本的に金曜日のみ
(構成 上野屋 誠)