「パステル」のなめらかプリン、といえば、知っている人も多いのではないか。その生みの親が所浩史シェフ。 プリンにおけるパティシエ界の第一人者だ。彼が経営する岐阜のショップが「Plesic TOKORO SWEETS」なのだが、そのレシピを唯一受け継いだ店舗が大阪に登場した。
それがこの「Plesic OSAKA」だ。オーナーは所シェフのもとで修業した中野氏。 実際に店に行って詳しく聞いてみた。
中野シェフは、所シェフ同様、目玉であるプリン作りには徹底して厳選素材を使用している。
中野シェフ「プリンにはマダガスカル産の天然バニラビーンズを使っています。 本物を使えばかなりコストがかかることから多くのスイーツ店が敬遠しているんですが」
そしてすべて店内で作ることから、出来立てならではの、本当になめらかな舌触りのプリンが味わえるのだ。
ひと口食べると、素材たちのうま味がジュワッと口の中に拡がり、底の方をすくいあげると、遠くはるかアフリカからやってきた天然バニラビーンズの香りが立ち昇る。
濃厚なのに、何個でも食べられる香りだ。
季節の果実がキラキラ輝く限定プリンも
さらにこの季節限定のさまざまなプリンも用意されている。
かぼちゃ、シャインマスカット、あずき、さつまいもなど、どれも魅力的お姿をしておられる。しかしこの時期、これを選んでみた・・・
季節限定のマロン、“栗”感がハンパない!
これも食べてみる。まずひと口目からほのかに栗の香りが。そして底からぐっと持ち上げてみると、濃厚な栗ペースト登場。上部プリン部隊と栗ペースト部隊をまぜながら食べると、口の中に舞い上がる秋感。あれ、栗いっこ出てきたぁ! これはうれしい!
この店の魅力はプリンだけではなかった。もう一つの目玉、シフォン。これが衝撃的だった。
ドリンク不要のしっとりシフォン
おそるべきフンワリ感&しっとり感。シフォンといえば、どうしても口の中の水分が持っていかれる感があるが、このシフォンにはそれがまったくない。
ドリンク不要のしっとりシフォンなのだ。
手頃な価格のカップサイズも販売さていて、シンプルなプレーン・定番のアールグレイ・それに瀬戸内レモンという3種類が用意されている。まずはプレーンから試してみてほしい。
プルシックの目の前は靭公園。これからの季節は厳しいが、春になったら公園の緑に囲まれてプリンやシフォンを堪能したいところだ。
取材・文 KGB編集長 宮本昭仁
店名 | Plesic OSAKA (公式サイト) |
住所 | 大阪市西区靱本町1-6-17 |
TEL | 06-6459-7980 |
営業時間 | 10:30~19:00 |
休日 | 日曜 |