本日9月9日は、五節句の一つである「重陽の節句」。旧暦では菊が咲く頃であることから、「菊の節句」とも呼ばれ、菊の花を浮かべたお酒を飲む風習があるとか。
閑話休題。さて、表題の通り、毎月9日は「クジラの日」です。
7月9日(火)掲載のKGBニュース、「毎月9日は『クジラの日』! 商業捕鯨の再開を記念し、関西の鯨食文化を特集!!」から抜粋しますと、

“「クジラの日」とは、日本捕鯨協会や大日本水産会など計25の団体が、鯨食の普及促進を目的として、平成5(1993)年に制定したもの。
我が国は、国際捕鯨取締条約から令和元(2019)年6月末日をもって脱退し、国際捕鯨員会(IWC)への参加資格をオブザーバーとしました。
そして、翌7月1日から31年ぶりに、IWCで採択された方式によって算出される捕獲枠の範囲内で、領海及び排他的経済水域内での商業捕鯨が再開の運びとなりました ”

といった経緯があります。
そこで、本日のKGBニュースは、過日掲載の特集に続く第2弾として、大阪市中央区千日前のお店『徳家』が発祥とされる、関西を代表する鯨料理のひとつである「はりはり鍋」を中心に、鯨のお料理を味わえる数々のお店の中から3店舗を、ブロガーのma_masanさん、のりたろうさん、マッハさんにご紹介いただきます。

(9月4日も「くじらの日」とされています。こちらは、一般財団法人 日本鯨類研究所が制定したものです。)

『ねぎや陵楓閣』(神戸市北区)
“ はりはり鍋 ”

外観(公式ブログより)
玄関(公式ブログより)
大浴場(公式ブログより)

ma_masanさん
「有馬温泉 ねぎや陵楓閣さんへ行って来ました」
「歴史のある建屋の中、家庭的な雰囲気で、ほっこりしながらご馳走をいただくって、最高ですね」

はりはり鍋

ma_masanさん
「 畝須に鹿の子と、手羽に本皮。水菜と芹に舞茸と、葛切り他」
「いろんな部位を少しずつ食べれるのが嬉しい♬ くせが無く、旨味のある鯨肉で楽しませていただきました」

店名ねぎや陵楓閣(りょうふうかく)
住所兵庫県神戸市北区有馬町1537-2
TEL078-904-0675
営業時間直接ご確認ください。
休日直接ご確認ください。

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『鯨肉』(神戸市中央区)
“ 鯨の一人鍋 (はりはり鍋)”

店舗外観
店前の看板

のりたろうさん
「場所は阪神西元町駅を降りてすぐ。神戸元町商店街アーケード西側の端を出て見渡すと、道路向かい右手前方に見えます。大きな字なので見落とすことはないでしょう」
「 凄いのが、一種ではなく何種類もの鯨のお肉を扱っている事。刺身から懐かしい竜田揚げ。そして串揚げ・鍋までと色々なものが楽しめます」

鯨の一人鍋
のりたろうさん「金額もかなりリーズナブル」

のりたろうさん
「記憶では確か1500円だったと思います。この鍋は良いですよね」

おだしに投入!
おいしそうですね。

のりたろうさん
「軽くしゃぶしゃぶするだけで食べられます」

たまりませんね。

のりたろうさん
「〆にはうどん・ラーメン・雑炊から1つ選択。お店のおすすめでラーメンを」

店名鯨肉(くじらにく)
住所兵庫県神戸市中央区元町通7-2-17
TEL090-4767-0377
営業時間15:00~22:00(L.O. 21:30)
[ネタが無くなり次第、終了]
休日火曜日

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『(食)ましか』(大阪市西区)
“クジラの心臓のお刺身”

店舗外観

マッハさん
「お店は肥後橋駅徒歩3分! ちょこちょこ美味しいお店が並ぶ、肥後橋エリア」
「『手作りサンドのお店』という看板なのに、夜にめっちゃにぎわっている」

店舗内観

マッハさん
「食べログTOP5000にも選ばれる人気店は、もちろんパンパン!! タイミング良く入れてよかったー!」

クジラの心臓のお刺身 900円

マッハさん
「珍しいくじらの心臓の刺身は、レバ刺しを食感強目にした感じ。レバ刺しのように、塩とごま油でいただくスタイルが最高」

店名(食)ましか
住所大阪市西区江戸堀1-19-15
TEL06-6443-0148
営業時間朝の部 9:00〜売切れまで
昼の部 11:30〜14:30(L.O.14:00)
夜の部 17:00〜翌0:00(フードL.O.23:00 / ドリンクL.O.23:30)
休日朝の部、昼の部は土日祝休み。夜の部は日祝定休。

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繰り返します。毎月9日は「クジラの日」!!

 『徳家』の創業者である大西睦子さんは、我が国が商業捕鯨をできなくなり、鯨が日本の食卓にあがることが少なくなった間、関西もとい日本の鯨食文化を、国内のみならず海外にも力強く発信するなど、鯨食文化の継承に多大な貢献をされました。
その『徳家』は、日本政府が平成30(2018)年12月に、科学的な根拠に乏しい主張が平然と罷り通る組織に成り果て、まともな議論もできず、形骸化が著しく用を成さないIWCに対して脱退を通告し、商業捕鯨が再開される道筋ができたことを見届けた後、令和元(2019)年5月25日、多くの人々に惜しまれつつ閉店。
偉大な先達の心を継承し、関西の鯨食文化の展望をより素晴らしいものとできるかどうかは、「食」の喜びと大切さを知る、ひとりひとりの双肩にかかっていると言えるのではないでしょうか。
日本の歴史と伝統の中で受け継がれてきた鯨食文化の、より一層の発展を祈念し、筆を擱くこととします。

(文及び構成 上野屋 誠)

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