魔法のレストランのチーフプロデューサーであり麻婆豆腐研究家の本郷義浩。
関西焼肉女王のいかりん。
方や麻婆、方や焼肉において関西では第一人者といえる二人。関西のグルメシーンでは知らぬ者はいない彼らが、タッグを組んでイベントを開催した。
開催されたのは2019年8月22日。レポートアップが遅くてごめんなさい~。
まず麻婆から。これを作ったのは、カリスマ中国料理の料理人、『中国菜エスサワダ』のシェフ・澤田州平氏。
この店は、オープンからわずか1年でミシュランの星を獲得し、今では3カ月先の予約も取れない人気店だ。人気の裏には、本場香港での修業で中国料理の真髄を学んできたことにある。
その彼が作る麻婆は、旨さと香りとスパイスの心地よい刺激が何層にもなって押し寄せる、極上の逸品だった。
しかしこれほど忙しい人をイベントに引っ張り出してこれたのも、麻婆研究家・本郷氏の日々の麻婆活動の賜物なのだろう。
では焼肉はどうか。
関西焼肉の女王といわれるいかりんは、会場となった「この焼肉バル 炎家(えんや)」の運営会社に就職している。彼女が培ってきた焼肉に関する知識が、すべてこの店に注ぎ込まれているようだ。
“なんば駅15-B出口より徒歩1分。かなり目立つ外観ゆえに、店に入ったことはなくても知っている人は多いだろう。
ここでイベントタイトルのナゾのキーワードの意味が判明。ホン=本郷、サワ=澤田、そしてエン=炎家 だったのだ。
メニューは、「塩タン」「焼きレバー」「黒毛和牛のイチボ」「ランプ」「どストライク(リブ芯)」「麻婆ブラックカルビ」「ハチノス」、自分で選択した調味料で壺漬け&モミモミして食べる「DIY小腸一本焼」。
出てくるすべてのメニューのクオリティが高い。さすがいかりん、といった所だ。
特にウマいと思ったのは、 「どストライク(リブ芯)」 。東京でも流行っている薄切りスタイルで、口の中に肉の旨みがほとばしる。
もう一つは「麻婆ブラックカルビ」。澤田氏が作った麻婆ソースに、炎家自慢のカルビを漬け込んだもので、極上のウマさ。焼肉の新たな境地を見た。
会場にはあまから手帖の顧問、門上武司氏の顔も。さらに嘉門達夫氏も来ており、歌も披露。桂三金さんもおられた。この二人のイベントだけに、他にも数多くの関西グルメ著名人たちがズラリとそろっていた。
店名 | 焼肉バル 炎家 なんば店 |
住所 | 大阪市中央区難波1-8-7 |
TEL | 06-6213-2986 |
営業時間 | 17:00~24:00(L.O.フード 23:00/ドリンク 23:30) |
休日 | なし |