近畿大学は今、「超近大プロジェクト」という東大阪キャンパスの大規模整備を進めている。その一つである7号館が9月に完成。1階には新たな食堂も登場。
その内容がスゴすぎるってことで、現地取材してみました。
お話をお聞きしたのは近畿大学総務部広報室の村尾さん。

さて、その食堂は2店舗あり、並んで開設されている。
ひとつは、プロテイン入りの料理などを提供する「DNS POWER CAFE」。
もう一店舗は、炭火グリルの肉料理や近大発の食材を使ったメニューなどを提供する「THE CHARGING PIT&DINER」。

村尾さん「 コンセプトは 『 心と身体両方の健康をサポートする場所』です。やはり学生さんの中には、つい不健康な食生活をしてしまう人もいますが、それをサポートするという理念です」

これらの学食を利用するにあたり、「アプリによる事前注文予約・受け取り時間の設定」「メニューのカスタマイズ」「キャッシュレス決済」ができる。 クレジットカードや交通系ICカード、既存の食堂で導入する「LINE Pay」などでの支払いが可能だ。
アプリを見てちょちょいとオーダー。決めた時間に行けばメニューがもうできとる! ってな具合。

実際に使ってみたが、単にラクチンというだけではない。店側にとっても、かなりの人件費や無駄な時間の削減になってんじゃないか。これ、今後はいろんな飲食店でもスタンダートになるな…。
もちろん店舗にあるオーダーシステムからも注文可能。

さて、ではそれぞれの店舗をあらためてご紹介。
プロテイン入りの麺や食事代替シェイクなどを提供する「DNS POWER CAFE」 。

キャッシュレスのオーダーシステムからメニューを選んでみる。
その料理のエネルギー量だったりたんぱく質の量、カロリーなんかも表示されている。
さて、選んだのは 「焼きあごの薬膳ラーメン」(650円) 。

正直、 「プロテイン入りの麺とか、美味しいの?」 と思っていたが、これは味のクオリティもかなり高い! プルプルツルツルの麺、しっかりダシが効いたスープ。具の鶏ササミも、ふわっと柔らかい。
村尾さん「意外とプロテイン入りって知らずに食べている学生もいるようですが(笑)」
ちなみに、好きなフルーツや栄養素を自分で組み立てられるシェイクなんかもある。

さて次は 「THE CHARGING PIT&DINER」 。

ここは、カレーやうどん、親子丼とかまさに学食的なメニューに加えて、炭火で焼き上げるステーキやハンバーグも食べられる。

村尾さん「それだけではないんです。水産経済学の教授が開発した“匂わないブリ”を使ったブリの炙り丼、薬学部の教授が地元企業と共に開発した低コレステロールの“近の鶏卵”を使ったオムライスなんかもありますよ」
言わずと知れた“近大マグロ”以外にも、さまざまな開発が進んでいることをメニューから知ることができる。

さらには、 自分たちでたこ焼きやちゃんこ鍋を作って食べられるセルフキッチンコーナーもある。学食で“タコ焼きパーティ”できるとか…あり得ない充実度。

ではさっそく 近の鶏卵を使った、 「近の鶏卵ふわとろオムライス」(500円) を頂きましょう。


まあふわふわ。まあふわふわですわ。これもウマい! そこらへんのオムライスより断然ウマい!

まあ、ほんと、単なる学食ではない、ってだけではなくって、これからの外食の在り方を先取りしたような店舗でした。
もちろん学生以外の誰でも入ることができる店。よく見ると近所(?)のおじさまやおばさまの姿もある。
いやしかし、恐るべし! 近大。これからも何をやらかすのか気になる大学だ。

店名 「DNS POWER CAFE」「THE CHARGING PIT&DINER」
住所 大阪府東大阪市小若江3-4-1  近畿大学7号館1F
TEL 06‐6721-2562  
営業時間 平日     10:00~20:00
土曜日 10:00~16:00
オーダーストップは閉店30分前
休日 日曜、祝日、大学休講日







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