あなたは朝食を食べますか?
朝食を食べないという人は、男女ともに20代で最も高く、
歳を重ねるにつれて欠食が減ってくる傾向にあります。
働き盛りの年代で朝食を食べない人の割合は高く、食べる時間がない、ダイエットのため、作るのが面倒くさい、夜遅くまでお酒を飲んでいたから朝にお腹が空かない、などの理由で食べないという人がいます。
今回は朝食をとることのメリットをお伝えしますね。
朝食をとるメリット
朝食を食べるメリットは下記の通り、たくさんあります。
・消化管が運動を始め、体温を上昇させ代謝を高める
・脳へエネルギーが補給されるため、集中力や記憶力が上がり、午前中の仕事や勉強の効率がアップする
・胃腸の運動が活発になり、便秘予防になる
・朝食を食べないと他の2回の食事が増えることになり、肥満や生活習慣病などの要因となるため、朝食をとることは生活習慣病予防になる。
朝食の内容とは
朝食の内容としては、主食や主菜、副菜がそろったものが理想的です。
旅館の朝の和定食などが良い例です。
しかし、実際は主食や主菜、副菜をそろえるのは難しいかもしれませんね。
そういう場合は、みそ汁にわかめや卵や納豆を入れたり、パンの上にピーマン、玉ねぎ、チーズを乗せて焼いたピザトーストは、一度に色々な食材がとれて時間がない時に便利です。
・主食(炭水化物が多い食べ物)
ご飯・パン・うどん・そば・そうめん・パスタ・コーンフレーク・オートミール
・主食(タンパク質が多い食べ物)
肉・魚・卵・大豆製品(豆腐・納豆・厚揚げ)・ハム・ソーセージ
・副菜(ビタミン・ミネラル・食物繊維が多い食べ物)
野菜・海藻・きのこ・こんにゃく
・その他
乳製品(ヨーグルト、牛乳、チーズ)
果物(バナナ、りんご、みかん、グレープフルーツ、キウィ、かき、パイナップルなど)
朝食をとるための工夫
・朝食を食べる時間を作る
朝はバタバタしますよね。
少しだけ早起きをして時間に余裕をもつようにしましょう。
便秘がちな方は、朝食をとる習慣をつけることで排便もスムーズになります。
・夜の食事を調整する
前日の夕食や夜食を食べ過ぎていると、朝にお腹が空かず食べれない原因につながります。
翌日の朝食を食べれるように、前日夜の食事を調整しましょう。
・手軽に食べれるものを用意する
朝食を作る時間がなければ、前日夕食の時に朝食を用意しておくと、翌日とても楽です。
また、時間がない朝は、手軽に食べられる、ロールパン、ヨーグルトや野菜ジュース、コーンフレーク、カップみそ汁などを準備しておくと便利です。
・お店のモーニングを利用する
喫茶店や定食屋さん、カフェなどでも、ごはんやパン、目玉焼き、納豆といった朝食メニューをそろえているお店も多いため、少し早めに起きて通勤前に立ち寄り朝食を食べていくのもおすすめです。今は大学の学生食堂でも朝食を提供しているところが増えているようです。
・コンビニで買う場合
最近では、駅売店やコンビニで購入して会社に着いてから朝食を食べる人も多くいます。
食べないでいるより、仕事の効率も上がりおすすめですよ。
例えば
・おにぎり(鮭・ツナ)や納豆まき+野菜や海藻入りのスープorサラダ
・おにぎり(昆布・梅干し)+豚汁+ゆで卵
・サンドイッチ+ヨーグルトor豆乳or野菜ジュース
朝食は、1日の活力の源となります。
きちんと朝食がとれれば、食事時間がある程度定まり、生活習慣病予防にもつながることに加えライフスタイルも確立してきます。
これまで朝食を食べる習慣がなかった方も、少しずつ工夫して朝食をとる時間と体を作り、午前中の仕事の作業効率につなげてみるのはいかがでしょう。
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監修:真野稔子(まのとしこ)
【管理栄養士】 モデルから食のアドバイザーへ転身。
食は健康の基本であり、そして美の基本であるという考えから、シンプルでナチュラルな食生活を提案。
モデル事務所、エステサロン、病院、企業、行政機関にて栄養指導を行う。モデルの経験を生かし、キレイに痩せる食事指導においては定評を得ている。
オフィシャルブログ:tocolala.com
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