リサイクル・アレルギー対策・映える・オンリーワンの4拍子揃ったスウィーツ
「Farm to Table」(農場から食卓へ)「Table to Farm 」(食卓から農場へ) をテーマに、バナナをまるごと乳性品を使用しないスウィーツ「Banan」をグランフロント地下1階うめきたセラーでいただくことができませす。
食の廃棄問題に関して取り組む会社や団体が最近増えてきました。
廃棄せざる得ない食材を二次加工や安く販売したりなど工夫されていますが「生活者目線」とは思えないものが多く、プロダクトアウトの負の遺産を「処理」しているだけでどこまでもネガティブですよね。
「Banan」はそこが違います、商品のブランド価値の一番ウェイトを占める部分にリサイクルのスキーム活かし見事にビジネスモデル化しているのです。
海外から仕入れたバナナを無駄なく使用して、どうしても出てしまう廃棄物は日本の土地にかえし肥料等に再利用されています。
従来の取り組みと大きく違うのは「仕入れ過ぎて残ってしまったから廃棄」ではなく「どうしても出てしまう廃棄物を想定した商品つくり」という考え方です。
ものが有り余る日本で暮らす日本人がわすれている“もったいない”の精神をいやみなく商品にしていますね。
もう1つの特徴は「乳製品を使わない」こと。
アレルギー対策として乳製品を使わない商品で、かつすごく美味しいという点。
ソフトクリームと比較しても、個人的には乳製品を使用しない「Banan」の方を選びます。
「もの」から「こと」を食べる時代の到来。
前文でも書いたように、「Banan」は情報が多く詰まったスウィーツです。
700円という単価は大阪の人の多くは、“ちょっと高くない?”“コンビニのソフトの方が安いやん”とか比較されるかもしれませんが、 「Banan」の コンセプトに共感するかたは“ぜんぜん安いやん”となるはずです。
いま外食の世界は確実に変化してきています。
タピオカのようなファッション商材はこれからも品を替えて生まれますし、安くて美味しいもののニーズは減らないでしょう。
しかし、 「Banan」 のようにファッショナブルでユニバーサル(普遍的)な商品はこれからどんどん増えていきます。
SDGsの流れを受けて業界全体も確実にそうなるでしょう。
共感する情報が多く詰まった 「Banan」 は大阪の外食業界に小さな一石を投じたことだけは確かです。
店名 | Banan (バナン) |
住所 | 大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 南館B1F |
TEL | 06-6485-8744 |
営業時間 | 10:00~22:00 |
休日 | グランフロント大阪の休館日 |
(記事 のりさん)