本日9月16日は、国民の祝日の一つである「敬老の日」。平成14(2002)年までは9月15日とされていましたが、法改正により、平成15(2003)年からは9月の第3月曜日となり、今日に至ります。
その始まりは、時を遡ること、敗戦から間もない昭和22(1947)年。兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町八千代区)で、村長を務めていた門脇政夫さんの発案により、村で敬老会を開いたことであるとか。
閑話休題。さて、表題の通り、毎月16日は「トロの日」です。
「トロの日」とは、一般社団法人 日本記念日協会のWEBサイトによると、
“ 神奈川県横浜市に本社を置き、全国で「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイト株式会社が制定。同社の人気食材である美味しい「トロ」のネタでお客様に喜んでもらい、各店舗ならびに業界を活気づけることが目的。日付は16を「トロ」と読む語呂合わせから毎月16日に。”
とのこと。
そこで、本日のKGBニュースは、これまでにブロガーさんから寄せられた数多くの記事より、「トロ」情報を厳選。その中から、ブロガーのマッハさん、ぱたぱたぱたごにあさん、ma_masanさん、猫師さんに、関西のお寿司屋さん6店舗の「まぐろのトロ」をご紹介いただきます。
『鮓 きずな』(大阪市都島区)
マッハさん
「お店はJR京橋駅徒歩8分」
「大阪のお寿司屋の中でもトップクラスの予約困難店。常連客が来店時に予約を取って行くため、新規で電話予約を取るのが困難となっており、毎月多くの方が涙を飲んでいる人気のお店」
「きずなさんの赤酢のシャリは砂糖すら使わない、酸味の強いシャリなのです。さらに専用の保温機により温かいシャリで握るスタイル。大将曰く、これが東京の江戸前寿司なのだそう」
マッハさん
「勝浦の中トロ。脂の多いネタは、この酸味が強いきずなさんのお寿司にピッタリです! 」
マッハさん
「名物のトロたくは有明海苔で。トロの甘みとシャリの酸味にバッリバリの海苔の爽やかな香り・・ あーあと5本食べたい」
マッハさん
「一瞬でとろけます・・! まだまだ口の中で楽しんでいたかったのに・・」
店名 | 鮓 きずな |
住所 | 大阪市都島区都島南通2-4-9 藤美ハイツ 1階 |
TEL | 06-6922-5533 |
営業時間 | [火~土] 18:00~23:00 18:00~、20:40~の2回転 [日・祝] 17:00~23:00 17:00~、19:40〜の2回転 |
休日 | 月曜、第3火曜 |
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『鮨處 WASABI』(奈良市)
ぱたぱたぱたごにあさん
「近鉄奈良からやすらぎの道を路地に入ったところにある鮨處WASABIさん。東生駒から移転してこられた人気のお店」
「女性だけの鮨屋さんで雰囲気も良くリーズナブル。店名通り山葵の香りが凄まじく良くて、握りもかなりのレベル」
ぱたぱたぱたごにあさん
「しっかりとマグロの香りがありますね〜。聞けば生マグロらしく、へー、ボストン産も生いけるんだと驚きました」
店名 | 鮨處 WASABI |
住所 | 奈良市林小路町39 |
TEL | 0742-24-3900 |
営業時間 | 11:00~14:00 16:00~最終入店21:00 |
休日 | 不定休 |
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『鮨 Shizuku』(大阪市中央区)
ma_masanさん
「場所は、地下鉄 長堀橋駅から堺筋を南下、周防町通りを西へ入ってすぐの路面店」
「予約は、18:00〜と21:00〜の二部制で、一斉スタート」
「にぎりは、少し異なる食材などを閉じ込めるモノが主流で、『忍ばせる』と表現されてます」
ma_masanさん
「シャリは、3種類の硬さのシャリをブレンドして握られてます。少し硬めの個性的なシャリ。赤酢と米酢を使われてます」
「トロの片身だけをしちりんで炙り、2トーンのトロ。1切れで、2つの味が楽しめる♬ 」
猫師さん
「大トロの下に大トロのたたきを仕込んでます。美しくてうっとりしますわ。口に入れるととろける美味さがたまらん! 」
店名 | 鮨 Shizuku |
住所 | 大阪市中央区東心斎橋2-1-27 周防町ウィングス 1階 |
TEL | 06-6212-0955 |
営業時間 | 第一部 18:00~20:30 第二部 21:00~23:00 |
休日 | 水曜 |
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『鮨 なかみせ』(大阪市北区)
マッハさん
「大阪駅から徒歩5分。曽根崎のお初天神のところの路地」
「知る人ぞ知る名店が多くて、アツいエリアです」
「優しそうなご夫婦で切り盛りされており、いい感じの距離感。カジュアルで気取らない雰囲気が居心地最高」
マッハさん
「これがSNSで話題の人気メニューのトロ鉄火。トロの部分を惜しげも無く使っております。ブリンブリンにはみ出したトロに目を奪われることは避けられませんね・・ 間に大葉が挟んであるので、トロの脂を中和してさっぱりと仕上げています。ええ仕事してはります」
店名 | 鮨 なかみせ |
住所 | 大阪市北区曽根崎2-5-40 |
TEL | 06-6311-6881 |
営業時間 | 16:00~ |
休日 | 火曜日(月曜日も休みの場合あり) |
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『祇園 まとゐ鮨』(京都市東山区)
マッハさん
「夜の街・祇園で夜中2時半まで営業されている、このエリアの人なら知らない人はいないレベルの有名店」
「某吉本新喜劇の座長さんとかもたべに来たり、某世界の渡部もきたりと芸能人にもファンが多いお店! 」
マッハさん
「口の中に入れるととろけます!! 大トロの濃厚な脂が口いっぱいに広がります! なのに全然重くない!! これがお寿司という名の芸術だ! 」
マッハさん
「綺麗に包丁がはいった中とろ〜!! サシも絶妙!霜降り肉か! ただでさえトロける、脂ののったトロに入った包丁のおかげで、口の中に入れた途端に広がる脂の濃厚な甘さ。さらに絶妙なシャリの握りも相まって、全てが混ざり合って幸せが広がります! 最高〜! 日本人に生まれてよかった〜!!w」
店名 | 祇園 まとゐ鮨 |
住所 | 京都市東山区四条通縄手上ル一筋目東入ル八坂新地末吉町102 |
TEL | 075-561-0543 |
営業時間 | 17:00~翌2:30 |
休日 | 日曜・祝日、年末年始・お盆 |
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『千年町 鮨 樋口』(大阪市中央区)
マッハさん
「ミナミエリアの江戸前寿司の中でも、トップクラスのお店として呼び声高い」
「心斎橋駅から徒歩5分、ヨーロッパ通りの地方競馬の馬券売り場の横のビル(正確には同じビル)の一階奥」
「純和風のピリッと引き締まる空気感」
マッハさん
「大トロの身の部分だけを『はがし』て使う、その名もはがし。静岡の末廣鮨が元祖と呼ばれていますね。通常は筋に対して垂直に切っつけるので、どうしても大トロには筋が入ってしまいます。筋に平行に剥がすことで筋が入らない切っつけが出来るのです。贅沢すぎる・・。筋が歯ざわりを邪魔することなく、大トロの身そのものの甘みが広がるのです。芸術ですね・・」
マッハさん
「先ほどの身をはがした筋の部分だってれっきとした大トロ、捨てる部分ではありません。片面だけ炙ることで筋っぽい食感を溶かしてトロッと仕上げます。そして熱を加えることで旨味が活性化している」
「ジュワッととろける脂に一瞬ぼけっとなってしまうくらい美味しい。そして、このおろしポン酢が脂を重くさせすぎずさっぱりと仕上げています。死角のない仕事っぷりです」
店名 | 千年町 鮨 樋口 |
住所 | 大阪市中央区東心斎橋2-4-30 グランドジャニスビル1階 |
TEL | 06-6211-1020 |
営業時間 | 17:00~23:00(L.O. 22:30) |
休日 | 日曜・祝日の月曜 |
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繰り返します! 毎月16日は「トロの日」!!
歴史を紐解くと、今でこそお寿司のネタの定番である「まぐろのトロ」を、日本人が好んで食すようになったのは、江戸時代以降のことだとか。
それは、鎖国から開国へと国全体が変貌を遂げる中で、流入してきた欧米の料理文化が徐々に浸透していき、日本人の食の嗜好に多大な影響を及ぼしたこと。
それに加えて、近世から近代、そして現代へと時が流れていく過程で、様々な分野の技術が飛躍的な発展を遂げ、「トロ」を鮮度を保ったまま遠隔地に輸送したり、在庫したりできるようになったことなどによってもたらされ、今日に至ります。
現在、まぐろについては、持続可能な漁業への転換など、解決すべき課題もありますが、日本の「トロ」隆盛の時代は、当面は続いていくのではないでしょうか。
(文及び構成 上野屋 誠)
[予告]
来週、9月23日(月)のKGBニュースは、新進気鋭の漫画家「なかんだかり よしみ」さんのグルメ!?漫画、『帰ってきた まーさんねーねー』を予定しております。