お正月も終わり新しい一年がスタートしましたね。
本年も、皆様のお役に立てるよう、ちょっとした健康情報を発信していきますので、よろしくお願い申し上げます。
さて、新年がスタートしたのはいいけれど、年末年始の体重増加でなんとなく体が重い、やる気がイマイチ出ないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、お正月太りの原因と解消する食事についてお伝えします。

お正月太りの原因
クリスマスからお正月にかけてイベントが続き、クリスマスケーキにパーティーやデェナー、年越しそばにお節料理と、美味しいものを食べ、お酒を飲む日が続くことにより、どうしてもカロリーオーバーになってしまします。
でも、お正月太りは単に食べる量が増えたことだけが原因ではありません。
特にお正月に欠かせないお節料理は、昔ながらの伝統料理と共に、保存食としての役割もあるため、塩分が多く使われています。
塩分をたくさん摂ると、血液の濃度を薄めるため体内に水分を保とうとし、むくみが生じます。
お正月太りは、糖質の摂り過ぎと思われがちですが、実際のお正月太りは、食べ過ぎによるものと、むくみによるものが原因と考えられます。

お正月太りを解消する食事ケア
むくみの原因を改善する
冬場は気温が低くなると、体のエネルギー消費量が上がり、脂っこいものや塩分の濃いものが食べたくなるものです。
適量を食べる分には問題ありませんが、摂り過ぎてしまうとむくみの原因となってしまいます。
日本人の食生活は塩分が多いとされています。そのため、塩分に気を配った食事を摂るよう心がけたいものですね。
体を温める食べ物を中心に食べる
体が冷えると、血行が悪くなり、老廃物を溜め込んでしまうため、むくみを悪化させてしまします。
生姜をうまく利用する

生姜にはジンゲロールやショウガオールなど、血管の拡張や、血流を良くする働きに優れた成分が含まれています。これらにより老廃物が排出され便秘の解消が期待できます。
なお、すりおろしたものや、乾燥したものを紅茶、ハーブティーやココア、スープやお味噌汁などの温かいものに入れて飲むのがおすすめです。
正月太りをリセットするメニュー選び

普段の食事より、少し意識して摂るようにしましょう。
朝:朝は水分がとれる温かい物を。
例)野菜スープ、お味噌汁、お粥など
昼:和食でも油分が控えめなもの
例)刺身定食、おでん定食、うどん、そばなど
夕:野菜中心のおかずで、お米は控えめに
例)焼き魚、野菜の煮物、味噌汁、野菜と豆腐の鍋物、温野菜など
年末年始は一年の内でも特別な行事ごとが多いので、美味しいものを十分に楽しみつつ、もし太ってしまっても、早めに解消することを心がけましょうね。
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執筆/監修:真野稔子(まのとしこ )
プロフィール
【管理栄養士】モデルから食のアドバイザーへ転身。
食は健康の基本であり、そして美の基本であるという考えから、シンプルでナチュラルな食生活を提案。モデル事務所、エステサロン、病院、企業、行政機関にて栄養指導を行う。
モデルの経験を生かし、キレイに痩せる食事指導においては定評を得ている。
オフィシャルブログ:tocolala.com
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