夏は枝豆が美味しくなる季節。
最近は年中枝豆を食べることができますが、
夏に旬を迎えるこの時期が1番オススメ。
しかも、夏バテを予防してくれます。
今回は、そんな夏バテ予防に食べて欲しい食材として、
枝豆を紹介します。
枝豆の特徴とは
大豆も枝豆も同じですが、大豆用と枝豆用と品種を分けて栽培されています。
枝豆は、大豆の若ざやを未熟なうちに収穫したもの。
枝豆は豆と野菜の両方の栄養的利点を持った緑黄色野菜なんです。
そして、「畑の肉」といわれる大豆同様、良質なたんぱく質、脂質を含み、
それ以外にも、ビタミン類、食物繊維やカルシウム、鉄分などの
多くの栄養素を含んでいます。
また、大豆には少ないβ-カロチンやビタミンCを含んでいるのが特徴です。
枝豆は、塩ゆでにして食べるのが一般的で、旬は6月~9月頃です。
大豆に含まれるビタミン類
枝豆は新陳代謝を促進し、自律神経の調整をするビタミンB1が豊富。
ビタミンB1は糖質からエネルギーを作るときに欠かせないビタミン。
これがないとエネルギーが作ることができず、
元気が出ないと言う状態になってしまいます。
特に夏などは暑さのために食欲がなくなり、
そうめんやひやむぎなどの麺類を食べることが多くなりますよね。
これらは糖質食品なので、体内でビタミンB1の消費量が増えてしまい、
偏って食べ過ぎるとB1不足になりつながります。
それが要因となって夏バテを引き起こしやすくなります。
ビタミンB1が豊富な枝豆は夏が旬。
夏バテを予防するためにも、食べて欲しい食材です。
このほかビタミンB1は肩こり、倦怠感、神経炎、むくみなどを予防する働きもあります。
また枝豆には、大豆には入っていないビタミンCが豊富に含まれているので、
コラーゲンを生成し、美肌にも効果的です。
ビタミンCは夏の暑さで消耗しがち。
それを補給するためにも食べたい食材といえます。
さらに、体内でビタミンAに変わる β-カロチンは、
皮膚や粘膜の抗菌力を増し、目の健康を保つのに役立ちます。
それ以外にも、枝豆には大豆と同様、サポニンが含まれています。
サポニンは体内の過酸化脂質を抑え、コレステロール値を下げる働きがあるため、動脈硬化の予防も期待できます。
肝機能を助ける働きがあるので、お酒のおつまみにぴったり!
枝豆には、メチオニンと言うアミノ酸が含まれているので、
肝臓内に入ってきたアルコールの分解を助けて肝臓を守る働きがあります。
ビタミンB1、Cはアルコールの代謝を促進し、肝臓の負担を軽くするので、
これらの成分が豊富な枝豆は、お酒のおつまみにぴったり!と言うわけです。
注意すべきこと
枝豆は、消化、吸収はあまり良くないので、
胃腸の調子が悪い時などは食べすぎないようにしましょう。
いかがでしたか。
今年の夏はいきなり猛暑ですが、夏バテ予防のアイテムとして
枝豆も活用してくださいね。
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監修:真野稔子(まのとしこ)
【管理栄養士】 モデルから食のアドバイザーへ転身。
食は健康の基本であり、そして美の基本であるという考えから、シンプルでナチュラルな食生活を提案。
モデル事務所、エステサロン、病院、企業、行政機関にて栄養指導を行う。モデルの経験を生かし、キレイに痩せる食事指導においては定評を得ている。
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